2018年1月29日
コスモエネルギーホールディングス株式会社

コスモエネルギーホールディングス株式会社（代表取締役社長：桐山 浩）、丸善石油化学株式会社（代表取締役社長：鍋島 勝）および荒川化学工業株式会社（代表取締役社長：宇根 高司）の3社は、本日、水素化石油樹脂の製造および販売を行う新会社の3社合弁契約書を締結いたしましたので、お知らせいたします。

水素化石油樹脂は、紙おむつ等の組み立てに用いられるホットメルト接着剤の原料として世界的に需要の成長が見込まれており、当社は、コスモエネルギーグループにおけるシナジーの創出による競争力強化策の第1弾として、3社による共同事業化の検討を進めてまいりました。

荒川化学工業は、水素化石油樹脂の製造技術を持ち、1970年に岡山県倉敷市の水島工場にて水素化石油樹脂の製造、販売を開始しました。現在、日本、ドイツにて年間3万5千トンの生産能力を有し、水素化石油樹脂の世界シェア(2016年度 生産能力ベース)は約1割を占めております。3社は、荒川化学工業の製造ノウハウとコスモエネルギーグループの持つ原料等を活用し、製造・販売する合弁会社を設立することにより、シナジー効果を創出し更なる発展が可能と判断致しました。

新会社の生産能力は年間2万トンとなる見込みであり、日本で最大級規模の生産設備となります。2020年末を目処に生産設備をコスモ石油株式会社千葉製油所内に設置し、隣接する丸善石油化学より原料等の供給を受けて原料油からの水素化石油樹脂の一貫生産を行なう予定です。また、将来的な水素化石油樹脂の需要増に対応した増設の検討も引き続き行ないます。

今後も当社は、コスモエネルギーグループにおけるシナジーの創出を追求し、引き続き石油化学における協業について様々な検討を進めてまいります。

※ホットメルト接着剤とは、常温では固体だが、加熱すると溶融する接着剤。

＜合弁会社の概要＞

＜コスモエネルギーホールディングス株式会社の概要＞

＜丸善石油化学株式会社の概要＞

＜荒川化学工業株式会社の概要＞

以上