COSMO

コスモエネルギーホールディングス お知らせ

2021年 桐山社長 年頭挨拶について

2021年1月4日

コスモエネルギーホールディングス株式会社

 

 

コスモエネルギーホールディングス 代表取締役社長 桐山 浩の年頭挨拶の要旨を以下の通り、お知らせ致します。なお、本年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、コスモエネルギーグループ社員に動画配信する形での挨拶となっております。

 

<<挨拶要旨>>

新年明けましておめでとうございます。

 

今年のお正月は、例年と違い帰省や旅行を控え、自宅でゆっくりと過ごされた方も多いと思います。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、今年の新年の挨拶は、残念ながら皆が顔を揃える事は出来ませんでしたので、動画配信の形で行いたいと思います。

 

昨年を振り返ると、まさに新型コロナウイルスに始まり新型コロナウイルスに終わった一年だったと思います。一年前に、新型コロナウイルスがこんなに世界を席巻し歴史に残る感染症になるとは、全く想像できませんでした。私自身にとっても生まれて初めての経験で、感染症が日常を壊していく恐ろしさを実感しました。 殆どのイベントが中止かリモート開催になりました。在宅勤務も日常になってきました。日常だった会社帰りの一杯飲みや会食が非日常になりました。逆に人と触れ合うことの重要性を再確認できた一年でもありました。

 

他のトピックとしては、菅政権が昨年発足し、看板政策で2050年カーボンニュートラルを打ち出しました。また、再生可能エネルギーでは洋上風力が主力電源に位置付けられました。更には、2030年代半ばのガソリン車新車販売廃止も打ち出されました。

 

まさに、コスモエネルギーグループ(以下、当社グループ)が現行の連結中期経営計画でテーマとして掲げている“Oil & New”が、国策として実現されて行くというステージを迎えます。石油ビジネスが縮減していくことはもちろん非常に厳しいですが、ピンチはチャンスです。当社グループの事業ポートフォリオを転換しながら、生き残っていかなくてはなりません。

 

“Oil & New”のOilでは、キグナス石油への燃料油供給を開始し、石油製品需要が供給を上回っているショートポジションのバランス状態が、結果としてコロナの時代には非常にフィットしました。中長期的には、ショートポジションを更に洗練させながら、石油と石化のインテグレーションをもっと進化させて行くことになります。そして、販売部門では、リアルとバーチャルの融合を進め、同業他社と比べSS数の少ない当社グループの弱みを補完し、強みであるブランド力を活かして、収益力を高めていかなくてはなりません。

 

Newでは、当社グループが事業として続けてきた風力発電が再生可能エネルギーの主力電源と位置付けられました。今年から、いよいよ洋上風力発電プロジェクトの入札も始まり、本格化して来ます。世の中全体の風力発電規模も従来想定の4倍程度となり、競合会社の参入も非常に増加しています。この競争に打ち勝ち、洋上風力発電事業でも生き残っていかなくてはなりません。風力発電以外の再生可能エネルギーでも、コスモらしい事業を展開していきたいと思っています。

 

石油事業と直接関係しない既存ビジネスも着実に進展しています。コスモエンジニアリング、コスモトレードアンドサービス、コスモ石油ルブリカンツはコロナの影響は受けていますが、基本増益基調を続けており、非石油部門の収益力強化に非常に寄与しております。

 

更に、今年強化していきたいのが、昨年来続けているブランディング活動です。コスモのすべての活動や表現をブランドの目を通して、コスモらしいかどうかを社員一人一人が確認して欲しいと思っています。その一人一人がコスモらしさを自ら感じられるようになった時、コスモブランドが完成していくと信じています。

 

同時に、今年本格導入したいのが、サステナブル経営です。時代の移り変わりとともに、環境経営、CSR経営、ESGと言葉は変わっていますが、本質は一緒だと思っています。当社グループも以前より積極的に活動を続けてきましたが、世の中が凄いスピードで変化・進展しています。今年4月より、仕切り直してサステナブル経営という名で全社を挙げて取り組み、再びリーディングカンパニーになりたいと思っています。

 

私の中では、ブランディング活動とサステナブル経営は非常に似通っています。この二つが一致する時、コスモが本当に“いい会社”になると思います。

 

さて、業績面では今年度はコロナの影響で苦戦を強いられていますが、ここに来て、当社グループ取り巻く環境はやや改善しているのではと思います。今年度も残り3か月、当社グループの力を結集し緩む事なく、結果を出していきたいと思います。そして現行の連結中期経営計画も残り2年余りとなりました。業績はコロナで下振れしていますが、あと2年、当社グループの総力を挙げて計画で掲げている目標を達成したいと思います。

 

最後になりますが、今年は明るい話題では、順延された東京オリンピック開催が予定されています。コロナに打ち勝って是非成功して欲しいと思います。皆さん、今年もコロナには十分気を付けて、元気に明るくコスモらしく、過ごして頂きたいと思います。この新しい年が皆さんにとって、より良い年となるように心より祈念し、私の挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。

 

以上

 

【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報・ブランド戦略グループ 野田・多村
電話 03-3798-3101  FAX 03-3798-3841