コスモ石油マーケティングが東京都「国産SAF利用促進事業」の第1号に採択~国産SAF普及に向けたさらなる一歩~
2025年5月9日
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモ石油マーケティング株式会社
コスモエネルギーホールディングス株式会社(代表取締役社長:山田 茂)のグループ会社であるコスモ石油マーケティング株式会社(代表取締役社長:髙山 直樹、以下「当社」)は、国内初大規模生産による国産SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)の羽田空港における供給について、東京都の国産SAF利用促進事業(以下「本事業」)に採択されたことをお知らせします。
本事業は、航空燃料の脱炭素化のみならず、東京都の国際的な競争力向上、SAFの安定的な供給や市場の発展に寄与するため、国産SAFと海外産SAFとの価格差を補助する「国産SAF利用促進事業」として東京都が全国で初めて開始したものです。当社はこのたび、本事業の採択事業者の第1号に決定いたしました。
本事業を通じて、羽田空港へ就航する航空会社において国産SAFのさらなる利用拡大が促進されるものと期待されます。
本事業の対象となるSAFは、2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」助成事業として採択され(※1)取り組んできたものであり、国内で初めて大規模生産される国産SAFです。持続可能な製品の国際的な認証制度「ISCC CORSIA認証」「ISCC EU認証」を取得しています(※2)。コスモ石油株式会社(代表取締役社長:西 克司)、日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:佐藤 雅之)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也)の3社により設立された合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:髙田 岳志)が製造し、2025年度よりコスモエネルギーグループを通じて羽田空港に就航するエアラインに供給します。
コスモエネルギーグループは「2050年カーボンネットゼロ」をめざし、日本初の国産SAF供給に向けてサプライチェーン構築を進めてまいりました。また、SAF原料への再利用を目的として、サービスステーションでの廃食用油の市民回収実証を継続的に展開するなど、社会全体の機運醸成も後押ししています。今後も、脱炭素化や循環型社会の実現を重要なテーマと認識し、社会的課題の解決と企業の持続的発展をめざすとともに、引き続き航空輸送におけるSAF利用を推進し、資源循環とサステナブル社会の実現に貢献してまいります。
※2 2024年12月13日プレスリリース
「ISCC CORSIA及びISCC EU認証(国際持続可能性カーボン認証)の取得について」
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2024/241213-01.html
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 蒔田、横山
cosmo_pr@cosmo-oil.co.jp