COSMO

コスモのDX

CDOメッセージ

デジタル活用による新たなエネルギーソリューションの提供を求められている時代において、より強固にデータドリブンな経営を実現するため、 「Cosmo’s Vision House」を基礎としたビジネスモデル改革を進めてまいります。

 

CX向上と迅速なオペレーション高度化を実行するためには、デジタル・ケイパビリティの向上と、チェンジマネジメントの企業文化を推進することが重要と考えています。

 

まず、デジタルケイパビリティを高めるためには、「Cosmo’s Vision House」で示したようにデジタルナレッジを高め、パートナリングを推進し、データ活用基盤を強化する、という3点が必要です。

 

加えて、もう一方のチェンジマネジメントを進めるためには、DX人材育成や、多様性のある組織構築、さらに革新と伝統の企業文化の両立も必要です。

CDO (Chief Digital Officer)
at Cosmo Energy Holdings Co., Ltd.

ルゾンカ 典子
Noriko Rzonca

「デジタル・ケイパビリティ」の向上と、「チェンジマネジメント」の推進を2つの核に、 個々の社員のやる気と、自分ゴト化する意識改革を促すために、5つの指標である「Cosmo's 5C」を推進してまいります。

 

Chance(機会)

Challenge(挑戦)
Change(変化)
Communicate(対話)
Commit(こだわり)

コスモのDXは全員参加型です。コスモエネルギーグループの全社員約7,000名を、日々の業務プロセスでデータを活用するデータユーザーとして育成していきます。 さらに、各部署のデータユーザーの中からデータ活用を先導していく「データ活用コア人材900名創出」を第7次中期経営計画で掲げました。

 

その実現のために、社内研修プログラム「COSMO Data Campus」を開講し、育成を進めております。 データ活用コア人材はデータ収集や可視化、データ分析を進め、グループ全体のデジタル・ケイパビリティ向上を加速させます。

 

デジタル・ケイパビリティとチェンジマネジメントによるビジネスモデル変革のために、これからも推進基盤整備とデジタル人材育成を進めてまいります。

Cosmo’s Vision House

ビジネスモデル変革の実現に向けて、CXの向上と迅速なオペレーション高度化を推進しています。

コスモの強みを活かしたDXで次世代のビジネスモデルへのCosmological Evolution

長期的な環境認識

昨今の環境規制強化や第四次産業革命の流れを受け、再生可能エネルギーの需要は加速的に増加してきています。また、人口減少やデジタル化といったメガトレンドも急速に変化しており、データの利活用、とりわけビッグデータやIoT、AI等の活用の在り方がビジネスの成長を左右するほどにまで大きな潮流となっています。

 

このような環境変化の中、コスモエネルギーグループはOil & New~Next Stage~を第7次連結中期経営計画のスローガンに掲げ、石油関連事業の安全安定操業と収益性の向上による競争力強化を図るとともに、デジタルを活用することで従来のビジネスモデルを変革しながら、新たな価値提供をしてまいります。

 

上記の実現に向け、データ活用基盤の構築、データドリブン経営の実施、様々なパートナーとの積極的な協業、多様性のある組織作りや国際性の意識醸成により、コスモグループ全体でDX推進を加速してまいります。

カーボンニュートラルへの取り組みに伴うエネルギー変革やデジタル化が加速しており、これらの動きに対応していく必要があります

石油需要の減少 脱炭素技術の進展 再エネの普及拡大 デジタル化の加速と人的資本経営の進展

基本方針 Oil&New ~Next Stage~

第7次中計 Oil&New ~Next Stage~では、以下の4つの項目について取り組んでいきます。

収益力の確保 成長に向けたNew領域の拡充 三位一体の資本政策実現 経営基盤の変革

DXで目指す姿

エネルギーサプライヤーとして培ってきたケイパビリティをデジタル活用によりレバレッジし、収益性の向上を図るとともに、コミュニティ・イネイブラーとして事業領域・収益源を拡大していきます。

Cosmological Evolutionの具現化

成果指標

第7次中期経営計画では、DX人材育成を確実に実行するために、成果指標を設定しています。

人材育成・DX推進の支援体制

  • データ活用コア人材 2025年度末までに 900名創出
  • DXイベントの参加者数延べ人数 20,000名/年
  • DXフォーラムの開催数 24回/年
  • CDO CUPを通じた支援による実装件数 2025年度末までに 60件/3年間累計
  • データ活用コア人材

各部署のデータユーザーの中からデータ活用を先導していくデータ活用コア人材を育成するため、社内研修プログラム「COSMO Data Campus」を展開。データ活用コア人材はデータ収集や可視化、データ分析を進め、グループ全体のデジタル・ケイパビリティを向上させる。

  • DXイベント

DX意識調査の全社員向けアンケートの実施やセキュリティ・ガバナンス教育プログラムなど、各種DXイベントを実施。

  • DXフォーラム

コスモエネルギーグループの全社員のDXリテラシー向上を目的とした社員向け情報提供プログラム。最新のデジタル技術や活用事例などの情報を共有する。

  • CDO CUP

グループ内でDXのアイデアを募集する社内プログラム。なるべく短いサイクルで実現に向けて進むよう、DX専門部隊が遂行支援する。

COSMO Data Campus

投資計画/システムインフラ

データ活用基盤の構築を含むIT関連投資は前中計比 約2倍の投資規模で計画しています。各領域での生産性向上、新領域への事業展開、データドリブン経営の実践に資するインフラを整備していきます。

デジタルプラットフォーム(クラウド環境)

推進体制・パートナーシップ

2021年11月に外部からCDO(Chief Digital Officer)としてルゾンカ典子氏(現常務執行役員CDO)を登用すると同時に、コーポレートDX戦略部を設置しました。デジタル・ケイパビリティの向上とチェンジマネジメントの推進によるビジネスモデル変革を進めてきています。また、DX推進に際し必要な外部パートナーシップ構築等の支援も行っています。

DX組織体制図

DX組織体制図

コスモエネルギーホールディングス株式会社は、経済産業省が定めるDX認定制度により、DX認定事業者に認定されました。(2022年7月1日付)

 

DX認定ロゴ