新規素材による価値創出
製油所から生まれる余剰資源や副産物を有効活用し、新たな価値を創出する技術開発を進めています。石油由来の資源を高付加価値な炭素材へ転換することで、資源の有効利用と新たな事業機会の創出を目指しています。
石油コークスを活用した炭素材
製油所のコーカー装置から副産される石油コークスを原料として、さまざまな機能を持つ炭素材の開発を進めています。独自の構造制御技術により、炭素材の電気特性(絶縁性から微導電性、導電性まで)を調整し、用途に応じたさまざまな炭素材を開発しています。
特に、従来は実現が難しかった黒色・絶縁性や黒色・微導電性を特徴とする炭素材は、半導体や電子材料をはじめとする幅広い分野での活用が期待されています。石油由来の副産物に新たな機能を付与することで、高付加価値材料への展開を目指しています。
副産物を活用した炭素材
自家用燃料として利用されているオフガスを、より付加価値の高い炭素材へ転換する技術開発を進めています。オフガスを原料とした炭素材の製造技術では、炭素材と水素(ターコイズ水素)を同時に生み出すことができるため、資源の有効利用に加え、将来の低炭素社会や水素社会を支える技術として期待されています。
用語集
絶縁性
電気を遮断するまたは通しにくくする性質。ゴムやプラスチックは一般に絶縁性を示す。
微導電性
電気をゆるやかに流す性質。静電気に敏感な物質を保護するために良く用いられる性質。半導電性、静電気拡散性、中抵抗などとも言う。