ごあいさつ

日頃より当基金を支えて頂いている皆さまへ、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

昨年12月に、国連生物多様性条約第15回締約国会議（COP15）がカナダのモントリオールで開催され、2030年までに陸と海の30％以上を保全する「30by30（サーティ・バイ・サーティ）」が主要な目標の一つとして定められました。
その他、減少する生物多様性を回復に転じさせようとする「ネイチャーポジティブ」という目標も出ており、国連や政府だけでなく、企業等の取り組みも加速させていく必要があることが再確認されました。

当基金の活動におきましても、20年前から気候変動と生物多様性の両面を活動テーマに掲げており、今後も中長期ビジョンの達成、牽いては環境問題における様々な課題解決を目指して活動を継続してまいります。また、私共コスモエネルギーグループでは、2023年度から第7次連結中期経営計画をスタートさせ、中長期のありたい姿として「Ｖｉｓｉｏｎ２０３０」を策定、Scope３（スコープスリー）を含めてカーボンネットゼロとする2050年までのロードマップを改めて公表しました。グループ全体の事業活動におきましても、高い目標の達成に向け確実に施策を進めていく所存です。

今後も地球と人に配慮した脱炭素志向の開かれた地域循環社会を目指し、皆さまと共に歩んでまいりたいと考えております。今後とも当基金を宜しくお願いいたします。