10月5日、ボランティア海岸清掃を行いました。夏の間は漂着ゴミが少ないので、入り口付近にたまったゴミを中心に回収しました。
10月25日には、自然体験指導者向けに地質勉強会を開催しました。外部講師を招いて実際に地層や断層崖を見ながら宮古島の地質について学びました。
マングローブの林は多様な生態系も育みます。
宮古島の貴重な自然を学び、次世代につなぐ活動を進めています。
プロジェクトパートナー:
特定非営利活動法人 宮古島海の環境ネットワーク
プロジェクトの目的
宮古島の希少な自然を島の人がより深く知ることで保全意識を高め、自らの手で次の世代に引き継いでいくこと。
背景とプロジェクト概要
沖縄県宮古島は美しい砂浜と豊かな自然で多くの人に愛されています。その自然を守るため、これまで砂浜の清掃活動や海洋調査、環境教育に取り組んできました。しかし、観光客が増加するなか、漂着ゴミや不法投棄などの問題も深刻になっており、地元住民が海に親しむ機会を通じて自然の貴重さを知り、発信することが益々大切になっています。
そこで、自然体験や環境教育などを通して地元住民に宮古島の自然をもっと知ってもらい、それを自ら守っていく意識を育んでいきたいと考えています。とくに、次世代を担う子どもたちには環境や自然について自分で体験し考える機会をつくり、併せて子どもたちの指導者も育成します。そうした活動によって、宮古島の自然を島の人々の手で次の世代に引き継いでいくことをめざしています。
2024年度 プロジェクトレポート!
宮古島の自然や、環境と生活のつながりについて
島の子どもたちと学び、調査を行いました。
宮古島の希少な自然を島の人がより深く知ることで保全意識を高めていこうと、宮古島市の小中学校の子どもたちに環境学習を行っています。
SDGsのワークショップでは、買い物を通して自分たちの行動がSDGsの目標達成とつながっていることや、宮古島に生息する貴重な生き物について学びました。また、海洋ごみを学ぶ環境学習では、漂着ごみやマイクロプラスチックを回収し、世界共通の収集方法に基づいて分類・集計しました。調査結果を過去のデータと比べることで環境の変化もわかるので、継続して活動していきます。
環境学習参加者 232名


年度別月次レポート
2025年3月の進捗報告
3月2日、宮古島市立伊良部小学校の4年生約40名と、下地島空港職員の方々と一緒に、「ボランティア海岸清掃」と漂着ペットボトルの国別調査を実施しました。
冬場の北風は強く、300本以上のペットボトルを数えるのが大変でした。
2025年1月の進捗報告
1月25日に、「ボランティア海岸清掃」を実施しました。
冬場は北東からの季節風により、非常に多くのゴミが海岸に漂着します。特にプラスチック製の漁業用ブイやペットボトルが目立ち、45リットルのゴミ袋333袋相当のゴミを回収しました。同時に分類調査も実施し、どんなゴミがどのくらいあるのかを、参加者と一緒に考える時間をつくりました。
2024年12月の進捗報告
12月7日、植物図鑑の作成、編集を手掛ける林将之先生をお招きし、自然体験指導者向け植物観察会を実施しました。亜熱帯の森を歩きながら、植物の生態、方言名の由来、人々の利用法などを教えていただき、時には実を食べてみたり、葉の香りをかいだりしながら、学びの多い観察会となりました。
2024年11月の進捗報告
11月21日は宮古島の観光に関係する企業の方々と、11月22日は中高生・大学生の皆さんと、ビーチクリーンを実施しました。例年、北風が強い冬場は漂着ゴミが多くなりますが、今年は特に強風の日が続いたため、短期間で多くのゴミが流れ着いていました。清掃活動当日も強風でしたが、多くのゴミを回収しました。
2024年10月の進捗報告
10月21日に、宮古島市最大の小学校である平良第一小学校5年生88名に対し、SDGsを学ぶ環境学習プログラムを実施しました。買い物という身近な行動の疑似体験を通して、自分たちの行動がSDGsの様々な目標達成とつながっていることを学びました。また宮古島に生息する貴重な生き物を紹介し、守るべき豊かな自然が残っていることを知ってもらいました。

