8月20日に「ミツバチ観察とワークショップ」を実施しました。
ミツバチ観察では、巣箱を開けて中の様子を確認したり、離れた所から見守ったり。それぞれのペースでミツバチを通して地域の自然と触れ合いました。
ワークショップでは、蜜源となるひまわりの栽培に取り組みました。猛暑により遊休農地の土も乾燥し、発芽率も低いため、除草をして新たな種をまきました。
それぞれのペースでミツバチを通して地域の自然と触れ合い、10代から80代までの幅広い参加者が、交流を深めました。
ミツバチや里山の竹などをテーマに
地域内の自然や生活文化を学び、
それを守る人も育てています。
プロジェクトパートナー:
一般社団法人WATALIS
プロジェクトの目的
宮城県亘理町の地域コミュニティを再構築し、景観の維持や環境保全に取り組む「人と学びの環」をつくる。
背景とプロジェクト概要
東日本大震災の被災地である宮城県亘理町では、若年層の都市部への流出と高齢化が進行し、食料や燃料源として人々の暮らしを支えていた里山や遊休農地は、担い手不足により放置され荒廃が進んでいます。こうした現状は景観悪化や獣害の増加、地域活力の低下にもつながっています。
そこで、地域住民の環境保全に対する関心を高め、世代や職業を超えた多様な地域住民によるコミュニティを再構築するために、「竹とミツバチ」をテーマにした環境保全活動に取り組んでいます。里山に受け継がれてきた竹の伐採や竹炭づくり、亘理で盛んなイチゴなどの果樹栽培の受粉に欠かせないミツバチの観察など、さまざまなワークショップやフィールドワーク、ボランティアの育成研修などを通して、亘理の自然について学びながら、地域再生に取り組む人々の環を拡げます。

