7月19日、小水力発電の仕組みを知ってもらうためのイベントを開催しました。
参加者と一緒に水力発電の小型模型をつくり、水を落とす高さの違いによる発電量の違いを知る実験をしました。
参加者の皆さんからは「理科の実験のようで楽しかった」「仕組みがシンプルで理解しやすかった」などの感想がありました。
また、地域向けの再生可能エネルギー勉強会も2つの地域で開催しました。今後も勉強会の開催地区を増やしていきたいと考えています。
地域自治が進む島根県雲南市。
市民で小水力発電の事業化に取り組み、
脱炭素と地域づくりを進めています。
プロジェクトパートナー:
特定非営利活動法人おっちラボ
小水力発電事業を拡大することで脱炭素化・地域活性化を進め、エネルギー自治の実現をめざす。
島根県雲南市は約20年前の6町村合併によって誕生しました。当時から地域住民による小規模多機能自治に取り組み、現在30の自主組織が地域の運営を行っています。また、2022年に市は脱炭素宣言を行い、地元の企業や地域住民のあいだで再生可能エネルギーによる発電事業への関心が高まっています。
そこで、地域住民がエネルギー問題を自分たちの問題として考え小水力発電(水路や小さな川の流れを利用して水車を回し発電する方法)に取り組むことで、脱炭素をさらに進めています。また、小水力発電のワークショップや適地候補での流量計測、再生可能エネルギーや地域づくりに関する勉強会などを通して、高校生から高齢者まで地域の人たちがすすんで自主組織の活動やエネルギー自治に取り組み、課題を議論・行動・解決できることをめざしていきます。