COSMO

エネルギー自治を実現するプロジェクト(島根県)

地域自治が進む島根県雲南市。

市民で小水力発電の事業化に取り組み、
脱炭素と地域づくりを進めています。

COSMO-TYP2025_web_Shimane_01

プロジェクトパートナー:

特定非営利活動法人おっちラボ

プロジェクトの目的

小水力発電事業を拡大することで脱炭素化・地域活性化を進め、エネルギー自治の実現をめざす。

背景とプロジェクト概要

島根県雲南市は約20年前の6町村合併によって誕生しました。当時から地域住民による小規模多機能自治に取り組み、現在30の自主組織が地域の運営を行っています。また、2022年に市は脱炭素宣言を行い、地元の企業や地域住民のあいだで再生可能エネルギーによる発電事業への関心が高まっています。

そこで、地域住民がエネルギー問題を自分たちの問題として考え小水力発電(水路や小さな川の流れを利用して水車を回し発電する方法)に取り組むことで、脱炭素をさらに進めています。また、小水力発電のワークショップや適地候補での流量計測、再生可能エネルギーや地域づくりに関する勉強会などを通して、高校生から高齢者まで地域の人たちがすすんで自主組織の活動やエネルギー自治に取り組み、課題を議論・行動・解決できることをめざしていきます。

年度別月次レポート

2025年7月の進捗報告

7月19日、小水力発電の仕組みを知ってもらうためのイベントを開催しました。

参加者と一緒に水力発電の小型模型をつくり、水を落とす高さの違いによる発電量の違いを知る実験をしました。

参加者の皆さんからは「理科の実験のようで楽しかった」「仕組みがシンプルで理解しやすかった」などの感想がありました。

また、地域向けの再生可能エネルギー勉強会も2つの地域で開催しました。今後も勉強会の開催地区を増やしていきたいと考えています。

2025年6月の進捗報告

水力発電の小型模型を作り、小水力発電の仕組みを知ってもらうためのイベントを7月19日に開催することが決まりました。開催に向けて、モーターの動作確認や材料の調達・組み立てなどの準備を行っています。また、地域向けの勉強会の案内も並行して進めています。

2025年4月の進捗報告

4月21日に、『再生可能エネルギーについての必要性が自分事として理解されることを目指す』勉強会の練習を行いました。

エネルギーに関心がある市民有志8名の方に講座を体験していただき、「発電事業の全体像・それぞれの発電の特徴が整理できた」「全体的にわかりやすかった」という声をいただきました。

5月から7月までの間に、10団体に対して、勉強会を実施していく予定です。


COSMOエコ基金LINE公式アカウント開設のお知らせへ遷移

COSMOエコ基金LINE公式アカウント開設のお知らせへ遷移