10月5日、ボランティア海岸清掃を行いました。夏の間は漂着ゴミが少ないので、入り口付近にたまったゴミを中心に回収しました。
10月25日には、自然体験指導者向けに地質勉強会を開催しました。外部講師を招いて実際に地層や断層崖を見ながら宮古島の地質について学びました。
COSMOエコ基金 2025年10月の活動報告をお届けします
COSMOエコ基金が支援するプロジェクトから、2025年10月の活動報告が届きました。
COSMOエコ基金は、皆さまのあたたかい支援をもとに、気候変動対応や生態系を守る活動をサポートしています。
詳しくお知りになりたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
海の自然環境を学び守る活動(沖縄県)
竹とミツバチが繋ぐ自然と触れ合う共生コミュニティ創り(宮城県)
10月15日、「竹を使った立ち竈づくりワークショップ」を開催しました。
講師から伐採竹を有効活用する知恵を学び、参加者と協力して竈を組み立てました。
慣れない作業も声を掛け合いながら進め、自然とチームワークが生まれました。
完成した竈で沸かしたお湯でいただくコーヒーは格別で、炎の温かさ、青空の下で竹の香りに包まれ、五感で自然と繋がる心地よい時間となりました。
小豆島発、海洋ごみ回収スキーム構築事業(香川県)
10月7日から11日にかけて、第4回河川ごみ回収実証実験を実施しました。これは、回収装置2号機に改良を加えた装置でどのくらい回収量が変化するのかを測ることを主目的とした実験です。結果、5日間の設置で、15kgを回収することが出来ました。現在は高松市の河川で実施していますが、他地域での導入可能性も検討していきます。
また、10月18日、定例のビーチクリーンでは、約1時間の活動で約27kgの漂着ごみを回収しました。強風の影響か、海岸にはペットボトルや発泡スチロールなどが多く漂着していました。
海を守るために木を植える 森は海の恋人(宮城県)
森は海の恋人では、森や塩性湿地、海面など複数の地点にCO2濃度測定装置を設置し、長期的にデータを蓄積しています。
環境ごとのCO2吸収量を比較・解析し、自然保護が気候変動対策としてどの程度有効かを科学的に示すことを目指しています。また、得られた知見を地域の保全や政策提言に活かし、意義や自然保全活動の重要性を発信していきます。
C.W.ニコル・アファンの森(長野県・宮城県)
10月25日、アファンの森会員ボランティアと共に、北エリアの藪刈作業を実施しました。
成長が早かったり、個体数が多い低木を選択的に刈り取りし、藪が濃い状態から見通しがきき明るい林床になるように作業しました。
昨今クマの事故も多いですが、こういった藪刈りによってクマの隠れる場所を減らすことで、人里への近づくことを防ぐ効果も期待できます。
世界遺産 富士山の森を守り再生させよう(静岡県)
10月は、里山・奥山フィールドとも、市民の参加者と共に、間伐や除伐、枝打ち、林内の階段や作業/遊歩道の整備といった作業を進めました。
並行して森林レクチャーやネイチャーガイドを行い、体験と学習から、森林/自然環境への理解を深めていただいています。
地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)
「森のようちえん」の皆さまとバウムクーヘンを作りました。一日かけて、竹炭をつくるところから行いました。
焚き火で焼くと、外が焦げて中が生焼けになってしまいがちなバウムクーヘンですが、竹炭をつくってその炭火でじっくりと焼きあげると、とっても美味しく焼けることがわかりました。
2年前に森に撒いたどんぐりを見に行ったところ、3本の木が生きていて、参加者皆で喜びあいました。
人と動物が共生する「安賀彩りの森」(兵庫県)
10月、里山でいろいろなイベントを開催しました。
茅葺き葺き替え体験ワークショップを2週にわたって開催し、初参加を含めて5人が参加しました。紐の結び方、茅の切り方、屋根の上での作業など、基本的な作業手順を学びました。
初開催のいも掘り体験ワークショップも大盛況で、小さな子供たちも楽しんでくれました。
生物多様性を体感できる森づくり(和歌山県)
10月もあっという間に過ぎ去りました。
クヌギのどんぐりが落ち始めたので、何かできないかな?と考えていたところ、スタッフの提案でトトロづくりのイベントをすることになりました。
スタッフそれぞれの視点で里山の四季を感じ・楽しむ多様な企画を実施することで、いろいろなことに興味を示す子ども達に楽しんでもらうことができています。
師走が近づくと気温は一気に下がり、結氷も見られるようになります。それもまた里山の素晴らしい表情ですので、子供たちにも体験してもらえるようにしたいと思っています。
学ぶ、守る、つなぐ、琵琶湖の水(滋賀県)
10月、7月22日~9月21日にかけて琵琶湖に設置していた波力ポンプのデータ解析を行いました。
今年の夏は非常に暑かったので、表面水温は長期にわたって30℃以上となりましたが、波力ポンプを用いて水深60mの水をポンプアップした結果、表面水温を30℃から28.5℃と約1.5℃下げることに成功しました。
鳴子温泉の地熱と暮らす(宮城県)
10月9日、大崎市立鳴子書中学校において、6年生から9年生100名を対象に、「気象キャスターと考える~地球温暖化と私たちの未来」をテーマに講演会を開催しました。
NPO法人気象キャスターネットワークから講師をお招きしました。
地域エネルギー循環への取り組み(長野県)
焚火を楽しめるキャンプシーズンに向け、戸隠キャンプ場に杉薪400束、ナラ薪200束を納品しました。
今年度最後の薪納品となりました。
エネルギー自治を実現するプロジェクト(島根県)
10月12日、「木次駅フェス-秋の古本市」に出店し、出張再エネ講座を開催しました。
当日はエネルギーや脱炭素への市民の興味や関心を高めることを目的に、子供向けの「再エネゲーム体験」を行いました。今後も地域のお祭りへのブース出展を予定しています。
タイ北部環境再生プロジェクト(タイ)
10月4日、村長はじめ70世帯の住民が集まり、コミュニティフォレストに登録するための規定、申請書類作成、プラン作りや研修などについて話し合いが行われました。申請が通れば、住民自身による森林保全・活用の幅が広がることになります。
また21日には、天然資源環境省森林局から専門家にお越しいただき、コミュニティフォレスト活用についてのワークショップを実施しました。
南太平洋諸国支援(キリバス)
今年度のマングローブの植林本数は、地元の若者に加え、JICA関係者やキリバス環境省の方々のご協力もあり、5,531本になりました。今後さらに2~3回、植林を行う計画です。
過去に植えたマングローブは樹高が6mに達するものもあり、キリバスの環境や生態系の保護・改善、津波抑制に寄与しています。

