2026年 山田社長 年頭挨拶について
2026年1月5日
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コスモエネルギーホールディングス 代表取締役社長 山田 茂の年頭挨拶の要旨を以下の通り、お知らせいたします。
明けましておめでとうございます。2026年がスタートしました。本社移転後、新しい地での初めての年頭行事となりますが、新年のスタートにあたりましてご挨拶申し上げます。
まずは、皆さんと共に元気に明るく新しい1年のスタートを切れることを大変うれしく思います。引き続き安全と健康には十分留意し、今年もさらなる成長に向けて一緒に進んでいきましょう。
さて、昨年は本当に色々な事があった1年でした。振り返ってみますと、年・前半はアメリカの関税政策が日本経済に大きく影響する場面がみられたり、後半は高市氏が日本初の女性総理に就任するなど、政治も経済も大きく動き、そのような中で企業業績は堅調に推移し、株価は史上最高値を記録するなど経済全般は底堅く推移しました。また生成AIのポテンシャルが大きく拡大し、企業にとっても社会にとっても非常に重要なキーファクターとなるなど、政治、経済、テクノロジー、いずれを見ても大きな「転換」を迎えた年であったのではないかと思います。
エネルギー分野にフォーカスしますと、年初に第7次エネルギー基本計画が公表され、これまで国内の電力需要は減少するとみられていたところ、AI・データセンター、半導体による電力需要増を背景に一転、増加見通しに転じ、「原子力の最大限活用」とともに、従来の基本計画から転換された内容となりました。一方で、最大の電源として期待されている再生可能エネルギーはインフレ等により経済合理性が大きく低下し、課題が浮き彫りになった年でもありました。
こうした大きな転換点を迎える中、原油価格については、米国関税による世界経済減速懸念、OPECプラスの減産解除等により2025年は下押し圧力がかかり続けWTI価格は60ドル割れの状況となり足元に至っています。
また、国内では約50年ほど続いてきた揮発油の暫定税率が廃止されました。今年の4月には軽油の暫定税率も廃止されます。これも大きな転換です。社会を支えるエネルギーであるガソリン、軽油を少しでも手頃な価格で供給できる方向に向かった事は我々としても歓迎すべきことであり、今後一層の安定供給に努めていかなければならないという事を改めて共有したいと思います。
こうした中、我々コスモエネルギーグループは第7次連結中期計画の最終年を迎え様々な施策に取り組み、様々な成果を出しつつあります。
石油開発事業はヘイルの増産が安定化し既存生産井と共に順調な生産を続けています。また製油所のデジタル化は一段と進み安全操業やオペレーションの高度化に大きな役割を果たしていますし、4月には堺製油所でSAFの商業生産も開始しました。燃料油・潤滑油の販売についても確りと実績を積み上げ当社のブランド価値の向上に繋がっています。石油化学については基礎化学品の構造改善を進めると共に半導体材料のフォトレジスト原料は生産、販売ともに拡大が続いており事業構造の転換が着実に進んでいるところです。
これらすべてが、収益の改善、資本効率の改善、PBRの改善に繋がっており、今中計のメインテーマである「企業価値の向上」に資する成果となっています。残り3か月気を引き締め、7次中計の仕上げに確り取り組んでいきましょう。
また現在策定中の次期中期計画は、最終段階に入っており現行の7次中計の成果を土台にしながらも様々な環境変化を取らまえ、さらなる成長に向けた実効性のある戦略となる見込みです。現在、各社各部門でも最終の取り纏めに入っていると思いますが、その中で共通テーマとして強く意識してほしいことが二つあります。
一つ目は、「生産性を上げる」ことです。
「生産性」については一部の部門・一部の人の仕事ではなく、全員が生産性向上の担当だと考えて欲しいと思います。全員が、〝安全・品質を絶対に落とすことなく〟「価値を生む仕事に時間と人を集中させる」という強い意識を持って取り組むこと、これが成果を上げる為の重要な要諦だと思います。
もう一つ強く意識してほしいのは、「AIを使い倒す」ことです。「AI」については、まさにこれからの競争力そのものです。「AI」をうまく使うかどうかで会社の未来が変わってくるのではとさえ思っています。できる人だけが使う道具ではなく、全員が毎日当たり前に使うところまで到達したいと考えており、もちろんその目的は、忙しさを減らしながら成果を増やしていくことです。
この二つを強く意識し、できることは今日からでもスタートし、さらなる成長・次期中計に向け切れ目なく進んでいきたいと考えています。
そして、「生産性をあげる」「AIを使い倒す」といったことを進めるにあたっても、一昨年に定めた「6つの価値観」を思い出してください。
「挑戦」「自発」「進化」は、「生産性向上」「AIを使い倒す」といった〝新しい取組み〟を始めるときに背中を押してくれる価値観です。自ら、恐れることなく挑戦し、行動にドライブをかけてください。
また、「誠実」「共生」「安全」、この3つはこれまで石油を中心とした事業展開の中で本当に大切にしてきた価値観であり、石油が暫く社会を支える大事なエネルギーであることも踏まえるとこれからも大切にしていかなければならない価値観です。年頭にあたり今一度皆さんと共有したいと思います。
以前も申し上げましたが、これら一つ一つを皆さん一人一人がしっかりと腹落ちさせ、一人一人が納得してそれぞれのテーマに取り組むことが大事です。腹落ちさせて取り組むものは、そのスピード感も内容も素晴らしいものになり、コスモエネルギーグループの成長にドライブをかけると信じています。共に前に進んでいきましょう。
今年の4月はコスモが創業して40周年にあたります。本社移転後の新年度にもなり、そして新しい8次中計期間のスタートと、色々な意味での節目の年にあたります。
さらなる成長を目指して2026年もグループ一丸となって共に進んでいきたいと思います。
最後になりますが、本年も皆さんにとって、そしてコスモエネルギーグループにとってより良き1年になりますよう祈念し、私の年頭の挨拶とさせていただきます。
【本件に関するお問い合わせ先】
コスモエネルギーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 蒔田・横山・山田・秋岡
cosmo_pr@cosmo-oil.co.jp