コスモエネルギーグループのこれまでとこれから
収益性の改善とコスモエネルギーグループの取り組み
当社グループは、 収益改善施策の着実な実行により稼ぐ力を向上させ、 財務体質を改善させてきました。
これまでに培ってきた安全操業・安定供給の礎に磨きをかけるとともに、経済合理性を追求し判断を積み重ねていくことで、さらなる企業価値の向上をめざします。
石油開発事業
へイル油田増産
当社が2017年から生産を開始したアブダビのヘイル油田では、原油が貯留している地層の圧力が想定よりも低下していました。そこで、2024年度に地層に水を注入することで圧力を回復する水攻法プロジェクトを実施し、圧力の回復に成功しました。現在は安定した生産を継続しています。今後も設備強化や開発を進め、生産効率の向上を図っていきます。
石油事業
ショートポジションの確立と製油所の稼働最大化による収益性向上
最適な供給体制構築に向け、2013年度の坂出製油所閉鎖や2019年度からのキグナス石油への供給開始により、販売量が生産量を上回る「ショートポジション」体制を確立。これにより、2019年度以降石油製品の需要が減る中でも製油所の稼働率は業界平均を上回って推移しています。今後も製油所の稼働率最大化を目指し、製油所の整備期間の短縮や計画外の停止削減に向けてDX化や安全管理の強化を進めています。
石油化学事業
基礎化学品の事業構造改善
千葉地区エチレン生産最適化
基礎化学品事業では中国での供給過剰や国内需要減で厳しい環境が続く中、グループ会社の丸善石油化学において2026年度までに自社のエチレン(基礎化学品)製造を停止し、住友化学株式会社との合弁会社である京葉エチレンに生産を集約することで、生産体制の最適化を決定しました。
今後も、稼働率向上や固定費削減を通じて、競争力維持・発展を進めていきます。
機能化学品事業の収益拡大
半導体フォトレジスト用ポリマーの生産拡大
丸善石油化学では、半導体の製造に利用される機能化学品である半導体フォトレジスト用ポリマーで世界的に高いシェアを占めています。半導体需要の増加に比例して、半導体フォトレジスト用ポリマーの需要も増加が予想されており、生産能力の拡大や人材の確保・育成を進めています。
再生可能エネルギー事業
グリーン電力サプライチェーンの収益拡大
当社グループは、長年にわたる事業運営実績を有するコスモエコパワーを中心に、風力発電において開発から運転までを一貫して担う体制を強みとして事業を拡大してきました。
また、発電にとどまらず、再生可能エネルギー需要の拡大を背景に、公共施設への供給や法人向け長期契約を通じたグリーン電力販売を拡大しています。
株主とのかかわり
還元・配当
当社は、株主各位への利益還元を行うことを重点課題としております。
第7次連結中期経営計画では株主還元、財務健全性、資本効率のいずれも欠けることなく、三位一体で実行していくことで企業価値の最大化を目指しております。第7次連結中期経営計画期間中の株主還元方針につきましては、在庫影響を除く当期純利益に対して60%以上(3ヵ年累計)、配当は1株あたり165円(※)を下限とした安定的な配当を実施しております。
- 2025年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割を致しました。株式分割前で換算した場合は330円/株となり、分割前後で実質的な配当額の変更はございません。
- 当社は2025年10月1日付で、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行いました。2025年度以前のデータは、それぞれの期首に当該株式分割を行ったと仮定して算出しています。
