里山での活動は、予定を上回る面積で
間伐などの整備ができました。
プロジェクトパートナー:特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所
プロジェクトの目的
放置された里山を整備して生物多様性を回復し、里山保全への理解を次世代に伝える環境教育を行う。
背景とプロジェクト概要
東京都八王子市上川地区の里山は、管理が行き届かない状態でした。以前は里山として利用されていた場所ですが、一枚一枚の葉が大きい照葉樹が生い茂りすぎてしまい、日中でも薄暗い状態が続いていました。そこで、照葉樹を伐ることで、暗い森を明るい森へと変えていく取り組みがスタート。豊かな生物多様性を回復させるとともに、ウッドチップが敷かれた散策路は森林セラピーにも役立っています。野生動物にとっては、格好の棲みかになりました。地域住民の方々を巻き込みながら、およそ100,000㎡という広大な面積の里山整備に取り組んでいきます。
2022年度 プロジェクトレポート!
想定の5倍近いボランティアが集まり、一緒に汗を流してくれました。
2022年度も、ボランティアの皆さまと力を合わせて里山の修復に努めました。4月から6回にわたって間伐などの整備を実施。外部団体との連携が功を奏したこともあり、想定の5倍近い300名の方にお集まりいただき、20,500㎡という面積を整備できました。また間伐材は、木の杭やウッドチップなどへの活用が進むなど、とても前向きな1年となりました。
※適切な感染対策を講じたうえで実施しております。
里山整備の参加者 300名
保育園で出前授業を開催。間伐材で世界にひとつの箸や時計をつくりました。
里山から生まれた間伐材は、保育園の出前授業で活用しました。東京産の貴重な木材を使って、子どもたちは箸や時計をていねいに製作。木を身近に感じることで、里山の大切さに気付いてもらえるかもしれません。一方で、当初は3月にツリークライミングを計画していたのですが、直前の2月に降った大雪により使用予定の木が折れてしまう不運によって中止になってしまいました。里山体験のハードルを下げるアクティビティは、ぜひ実現させていきたいと思います。
※適切な感染対策を講じたうえで実施しております。
出前授業実施回数 6回