COSMO

資源循環への取り組み

廃棄物の削減

コスモエネルギーグループは、事業活動のすべての段階において、水やエネルギー等の資源、廃棄物の削減、再利用および再資源化(リサイクル)に取り組み、資源の有効利用を図ることをめざしています。また、廃棄物については自主目標を設定し、発生量を抑制するとともに再資源化を推進しています。

当社グループでは、2023年度グループ全体の最終処分率を、石油連盟における廃棄物抑制・リサイクル対策の目標値1%以下を上回る、0.3%以下と設定して、廃棄物の削減に継続して取り組んでいます。

2023年度の当社グループ全体の廃棄物発生量は155,301t、再資源化量は41,816t、最終処分量は309tで、最終処分率は0.20%となり目標を達成しました。

廃棄物の発生量・最終処分率の実績値は、ESGデータ集:資源循環(廃棄物)の実績値をご参照ください。

 

ESGデータ集:資源循環(廃棄物)の実績値

水リスク

当社事業と水ストレスについて

当グループは、WRI(World Resources Institute )の水リスク評価ツール「AQUEDUCT」によれば、2023年7月現在、水ストレスの高い地域での操業は行っていません。

渇水リスク

当グループの事業所は、工業用水が比較的豊富な地域に立地しています。製油所単位では、取水制限となるリスクはありますが、経営に影響があるリスクは小さいと考えています。各製油所での工業用水は、契約使用量の範囲を使用量の目安とし、リサイクル水も活用しています。

水量過多のリスク

当グループの事業所では、台風・ゲリラ豪雨等における排水のリスク評価を行い、急激な豪雨に耐えうる排水機能を維持できるよう、設備の補修を計画的に行っています。津波のリスクについても、リスク評価を行い、主要な設備に問題がないことを確認しております。また、津波の想定値に合わせ、護岸桟橋の強化を進めています。

取水量、排水量、水使用量

当社グループの事業活動で使用する取水量は、水の89%は海水を使用しています。全淡水使用量のうち、日本国内の使用割合がほとんどで、99%を占めています。

国内事業所において、冷却用、洗浄用、ボイラー給水用として、2022年度の取水量合計は560,447 千t で、内訳は海水498,295 千t(89%)、工業用水61,434 千t(11%)、公共用水241 千t(0.04%)、井戸水477 千t(0.09%)となっています。

各製油所・工場では、水の回収・再利用など効率的なリサイクル水の利用に取り組んでいます。

海外においても、海水利用がほとんどで、原油生産に伴う随伴水は全量を地下水域に圧入して戻しています。

国内事業所の取水量、排水量、水使用量は、ESGデータ集をご参照ください。

 

水資源・排水:取水・排水・使用量の実績値

排水対策(排水量・水質汚濁防止)

当社グループの製油所・工場で使用する水は、海水は冷却水として使用後、海へ放流し、洗浄用等事業プロセスで使用した水は、規制値より厳しい管理値を定めて適切に処理し、環境負荷を最小化して排出しています。排水の規制値は日量で定められており、万が一規制値を超過した場合は、行政へ報告をするとともに、速やかに規制値を下回るよう対策を講じています。

 

水資源・排水:排水処理量・水質汚濁負荷量の実績値