当社グループでは、「私たちは、地球と人間と社会の調和と共生を図り、無限に広がる未来に向けての持続的発展をめざします。」をグループ理念として掲げ、このグループ理念を推進し達成するための具体的指針としての「コスモエネルギーグループ企業行動指針」およびこの企業行動指針を実践し、適切に業務を遂行していくための原則としてのグループ方針に基づき、「経営の透明性・効率性の向上」「迅速な業務執行」「リスクマネジメントおよびコンプライアンスの徹底」を推進しています。
また、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うため「コーポレートガバナンスに関する基本方針」を制定し、コーポレートガバナンスの充実・強化に継続的に取り組んでいます。
2022年度も、各種方針類の整備や改訂コーポレートガバナンス・コードを踏まえた対応を実施し、当社のコーポレートガバナンス体制の強化を図りました。今後も、社会的要請や当社を取り巻く環境を踏まえた実効的なコーポレートガバナンスの実現を図るため、必要があると判断した場合には、各種方針や体制を見直していきます。
内部統制体制
当社グループは、グループ理念および企業行動指針を実践し、職務を適正かつ効率的に執行するため、当社およびグル ープ各社の取締役・従業員等の職務執行の体制、これを支えるためのリスクマネジメント・内部監査の体制および監査等委員会に よる監査が実効的に行われることを確保するための体制を整備しています。
当社グループでは、グループ理念を実現するために、「コスモエネルギーグループ企業行動指針」を制定し、遵法精神を踏まえた倫理観のある企 業行動の徹底に努めています。
グループ理念および企業行動指針を実践し職務を適正かつ効率的に執行するため、「内部統制システムに関する基本方針」に基づき、当社およびグループ各社の取締役・従業員の職務執行、リスクマネジメント・内部監査、 監査等委員会による監査の体制を整備・運用しています。
2021 年 4 月に、サステナビリティおよび内部統制に関する活動を統括する組織体制として、社長執行役員を議長とするサステナビリティ 戦略会議を設置しました。
サステナビリティ戦略会議は、当社の役員および企画部門長をはじめ、中核事業会社の社長および企画部門 長、監査等委員で構成されます。当戦略会議において、連結中期サステナビリティ計画の実績(現:連結中期経営計画のESG活動の実績)・評価を行い、重要なものを取締役 会に報告しています。
また、サステナビリティ戦略会議の実務機関として、サステナビリティ推進部長を事務局長とするサステナビリティコ ミッティを必要に応じて開催しています。
2022 年度はサステナビリティ戦略会議を 5 回開催し、14 件の議題を討議、そのうち取締役会へ 9 件を審議・付議報告しました。
サステナビリティ推進(内部統制)のガバナンス体制図
2022年度は重要事項について、内部統制システムの運用状況に関する報告として、取締役会(2022年6月23日および2022年12月20日の2回)への報告を実施しました。さらに、これらの内容はサステナビリティ連絡会において、グループ会社に報告、情報共有することによりグループ会社全体の統制を図っています。
ガバナンス体制強化の取り組み
当社グループでは、事業継続の基盤となる最重要マテリアリティに「倫理と誠実性」「リスクマネジメント」「コンプライアンス」を掲げています。本来のコーポレート・ガバナンスとは異なる観点で企業価値向上に重要な基盤として、ガバナンス項目に意図的に組み入れており、これらの目標とKPIを設定してコンプライアンスの強化を推進しています。
2022年度 連結中期サステナビリティ計画(2018年度~2022年度)の取り組み実績と評価
テーマ | 主な活動施策・目標 | 2022年度実績 | 評価 |
---|---|---|---|
リスク管理 | 重点取組リスク選定と対処の強化 |
*:コスモエネルギーグループ横断的に取り組む重点取組リスク | ー |
コンプライアンス | 不正防止の取り組み強化 |
| C |
サステナブル調達 | サステナブル調達方針の展開 |
| ー |
情報開示 | ESG評価(投資家・株主・消費者)対応 |
| B |
評価(対中計目標) A:計画通り進捗 B:一部進捗に遅れ C:未達 -:評価対象外