COSMO

リスク管理

リスクマネジメント

コスモエネルギーグループでは、グループ各社での事業を発展的に安全に運営するため、サステナビリティ戦略会議にて、グループ全体に関わるリスクへの対策を審議するとともに各社でのリスクへの取り組みを集約して対策の進捗を討議(年2回)しています。それらの結果について、取締役会へ報告する一方で、サステナビリティ連絡会を通じて各社へも展開します。

中核会社および準中核会社においては、各社の事業内容に応じて「サステナビリティ推進委員会」や「リスクマネジメント委員会」などの専門機関を設置し、傘下会社も含めたグループ会社のリスクについて対策を推進するほか、安全施策を立案して、安全活動の進捗を管理しています。各グループの傘下会社においても同様なリスクマネジメントを推進しており、その取り組みは主管の中核会社または準中核会社を通じてサステナビリティ戦略会議へ報告されています。
このような強固なグループガバナンスと各社による自律的な取り組みによってグループ全体としてリスクマネジメントの充実を図っています。

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リスクマネジメント体制図

当社グループ共通のリスク

グループ各社共通のリスクとして、以下のリスクを認識しており、対策に取り組んでいます。

  • 外国為替レートに関するリスク
  • 金利に関するリスク
  • 資産価値に関するリスク
  • 繰延税金資産の取り崩しに関するリスク
  • 感染症等に関するリスク
  • 気候変動に関するリスク
  • 災害や事故に関するリスク
  • 法規制に関するリスク
  • 競合に関するリスク
  • 信用に関するリスク
  • 品質に関するリスク
  • 顧客満足に関するリスク
  • 法令違反に関するリスク
  • 情報の管理に関するリスク
  • 内部統制システムに関するリスク
  • 地政学リスク

コスモエネルギーグループ(CEG)重点取組リスクと着実な対応

コスモエネルギーグループでは、2022年度のグループ全体で取り組むべき重点取組リスクを「CEG重点取組リスク」と定義し、以下の6項目を選定して着実な対応に取り組みました。

2022年度重点取組リスクの項目および取り組み内容

リスク項目取り組み内容
1中長期的な要員・人材不足の解消・要員適正管理の運用・後継者育成の取り組み
2感染症にかかる予備体制と対策強化・新型コロナウイルス感染症蔓延や政府発令等に応じて感染症へ柔軟対応
3自然災害に対する強靭化・オンラインツール(Teams)の習熟度向上を意識した訓練を実施
・風水害への認識向上に取り組み
4ハラスメントの減少・研修のさらなる充実
5労働災害の減少・労災減少への取り組み強化
・労災管理の強化
6サイバー攻撃への対策・サイバーリテラシー向上のための研修実施
・セキュリティ強化を実施

統合的リスク管理

グループ全社の重要な経営課題として、サステナビリティ戦略会議において継続的に議論を行う体制を整え、リスクの把握と対応状況の評価などを実施しています。当社グループを取り巻く事業環境の変化やさまざまなリスクへの対応をさらに強化するために、中長期視点でリスクを利益につながる機会として捉え、企業グループの価値を最大化しようとする全社的リスクマネジメント( ERM:Enterprise Risk Management)の構築に取り組んでいます。