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地域住民で守る神山の里山保全(徳島県)

森づくりの範囲を広げ、間伐材や湧き水などの
山にある資源を活かしたログハウス建築や
サウナイベントなど自然の恵みを感じられる機会をつくりました。

徳島県

プロジェクトパートナー:認定特定非営利活動法人 グリーンバレー

プロジェクトの目的

過疎化により放置されていた里山を、地域住民の力で再生する。

背景とプロジェクト概要

徳島県の神山では、住民の高齢化や生活スタイルの変化によって、集落に近い針葉樹林でも整備が行き届かず、田畑の獣害防止や土砂災害防止の機能、さらにはCO2の吸収能力まで低下していました。その里山をもう一度、さまざまな人が集う場にしていくために、NPO法人グリーンバレーは長年ボランティアによる森づくりに取り組んできました。そして、2016年からエコ基金の支援がスタート。これまで実施してきた間伐など森を整備する活動に加え、新たに間伐材を活用できるサウナや、森の中にログハウスをつくるなど目に見える変化を通じて地域住民の意識を高めるための啓発活動を行います。

2022年度 プロジェクトレポート!

木育ワークショップの作品とともに、想い出をお土産としてプレゼント。

 

持続可能な資源である間伐材を活用した取り組みは、参加していただいた皆さまからとても好評です。 2022年度は切り株を建物の基礎にして、チェーンソーと斧を使ってログハウスを建設。1年間かけて林や涸れ沢の整備を行ってきたため、それまで見ることができなかった鳥のさえずりや生態系の指標となる両生類なども観察できるようになりました。そして年間でのべ400名が参加された木育ワークショップでは、薪割りのほかにもスウェーデントーチやアクセサリーの製作を行い、森での記憶とともにお土産として持ち帰っていただくことができました。ここで過ごしたひとときを通じて、里山の大切さにも気付いてくれたら何よりです。
※適切な感染対策を講じたうえで実施しております。
木育ワークショップの参加者 400名

写真1

里山の整備エリアが拡大。活動がさらなる広がりをみせています。

 

たくさんの人が学んだり食事をできたりする森をめざして、2022年度からは森づくりの範囲をさらに拡大。参加メンバーが地道に下草刈りを進めたほか、倒木の処理や増えすぎた木々を伐採することで、長年暗かった地面にまで太陽の光が届くようになりました。その成果でしょうか、沢の周囲では新たに山椒やミツマタの木が生えてきたほか、なんとホタルが飛びはじめるなど、長年放置されていた森に光が差してきたのです。また、面積の拡大によって、今後は木育のバリエーションも広がっていきそうです。
※適切な感染対策を講じたうえで実施しております。
里山の整備 20,000㎡

写真2