COSMO

マテリアリティのKPIと特定プロセス

コスモエネルギーグループは、当社グループの将来の成長とあるべき姿の実現に向け、取り組むべき重要課題としてマテリアリティを定めています。

2025年度は、2026年度からスタートする新たな第8次中期経営計画の策定プロセスのなかで、社会課題の高度化や事業環境の変化を踏まえてマテリアリティの再評価を実施しました。ステークホルダーの期待といった社会からの要請と事業戦略との整合性を重視し、持続的な価値創造と中長期的な企業価値向上を実現するための重要課題として、マテリアリティを6項目に改訂しています。

マテリアリティのあるべき姿

マテリアリティのリスクと機会・主なKPI・貢献するSDGs

マテリアリティ あるべき姿 リスクと機会 主なKPI 貢献するSDGs
安全操業・安定供給
  • 従業員等の傷害やプラントおよび製品事故が防止でき、周辺の地域・住民の安全・環境を脅かさない操業ができている状態
  • 安定供給を通し、人々の暮らしを守ることで社会的責任を果たしている状態

リスク

  • 重大事故や自然災害で供給が停止することにより、収益と信頼を失う
  • 計画外停止率
  • 重大事故件数
  • BCP訓練の実施
3 すべての人に健康と福祉を 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任 つかう責任 14 海の豊かさを守ろう

機会

  • 安全操業・安定供給を行うことによる稼働率の維持と信頼の獲得
  • デジタル活用による生産性の向上
CN社会への貢献
  • 2050年カーボンネットゼロ達成に向けて進捗している状態
  • 顧客のニーズに合致したクリーンエネルギーを開発し、提供できている状態
リスク
  • 炭素税によるコスト上昇
  • 競合他社の地域脱炭素ビジネス拡大による収益機会の損失
  • GHG削減貢献量
  • GHG排出削減率
  • CI値(炭素強度)低減率
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 12 つくる責任 つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 14 海の豊かさを守ろう 17 パートナーシップで目標を達成しよう

機会

  • 顧客の脱炭素ニーズに対応した事業展開
  • 金融市場からの脱炭素要請への対応
  • 地域脱炭素ビジネスの拡大
持続的成長戦略
  • 既存事業の安定した収益を源泉に、成長事業への投資などを通じて事業環境の変化に対応し、持続的な利益成長を実現している状態

リスク

  • 将来成長分野への戦略的投資の遅れによる収益機会の損失
  • 発電容量(再エネ)成長率
  • NeXTグロース成長率
  • 戦略投資枠
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 8 働きがいも経済成長も 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 12 つくる責任 つかう責任

機会

  • 技術ブレイクスルーによる成長事業の収益化と成長・拡大
  • 既存アセットの活用による成長事業の創出・成長・拡大
  • DX/AIによるビジネスモデル変革による収益拡大
従業員のエンゲージメント・成長
  • すべての従業員が企業価値の向上に向け、積極的な挑戦行動を通じて持続的に成長し、個と組織のパフォーマンスを最大限に発揮している状態
  • すべての従業員が心身の健康を保ち、達成意欲と働きがいを持って活躍している状態

リスク

  • エンゲージメントが下がることによる生産性低下
  • 心身の健康不調による生産性低下
  • 人材獲得の困難化と流出
  • 挑戦指数
  • エンゲージメント指数
3 すべての人に健康と福祉を 4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう 8 働きがいも経済成長も 10 人や国の不平等をなくそう

機会

  • デジタルスキルの向上による生産性向上
  • 人材成長による事業競争力の強化
  • エンゲージメントの向上による生産性の向上
リスク対応力強化
  • グループおよびサプライチェーン全体で、オペレーショナルおよび戦略リスク等について、脅威・機会を識別し、適切にリスクコントロールができている状態
  • すべての従業員がリスクに対する意識を高く持ち、リスクの変化や予兆等を早期に把握し、適切に対策を講じることにより、危機事象の発生を未然に防止できている状態

リスク

  • リスク顕在化による事業活動の停滞
  • リスク顕在化による事業環境の悪化
  • トップリスク対策度
  • 重点取組リスク対策度
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機会

  • リスク管理強化による安定的な事業運営
  • 危機対応力強化による事業レジリエンスの向上
  • 事業環境変化への適応による競争力・成長機会の獲得
ガバナンス強化
  • 役員・従業員等が法令・社会規範、グループ理念、企業行動指針・方針、社内規程を認識・遵守できている状態
  • 社外のステークホルダーとの対話を通じて、コスモへの信頼を獲得・維持している状態

リスク

  • コンプライアンス違反・不祥事発生による信頼喪失
  • 適切な企業風土が醸成されないことにより、エンゲージメントが低下し、組織力が弱体化

 

  • ESG格付けガバナンス評価スコア
  • 重大コンプライアンス違反件数
8 働きがいも経済成長も 12 つくる責任 つかう責任 16 平和と公正をすべての人に

機会

  • 適切な情報開示による企業価値の向上
  • ステークホルダーとの対話を通じた信頼と成長期待の醸成
  • コンプライアンス文化の醸成によるエンゲージメント向上

マテリアリティの特定プロセス

マテリアリティの特定には、グループ内だけでなくステークホルダーの声も取り入れました。中長期的な社会課題を網羅的に洗い出したうえで、経営および関連部署が重要課題を選定し、外部の声も取り入れて妥当性の検証を経たうえで、特定しています。

 

まずGRI、CSRD、SASBなど一般的に広く参照されているサステナビリティ開示基準・ガイドラインで開示が推奨・要求されている項目を基に、課題候補をピックアップし、これらを集約・統合し、36項目のマテリアリティ候補リストを作成。重要課題の選定にあたり、各社会課題を「自社が環境・社会に与える影響の大きさ」と「自社に与える財務的な影響の大きさ」の2軸で、経営層へのインタビューや、関連部署の担当者間でのディスカッションを通じて、それぞれの社会課題の重要性を評価して、特に重要な課題を選定しました。

これらの妥当性を評価するため、社外の有識者へのヒアリングや、経営層間での討議を通じて、選定された重要課題の妥当性について検証しています。

 

このようなプロセスを経て特定したマテリアリティ6項目について、取締役会で決議を行いました。

マテリアリティ策定の流れ

STEP1 中長期的な社会課題の洗い出し

GRI、CSRD、SASBなど一般的に広く参照されているサステナビリティ開示基準・ガイドラインで開示が推奨・要求されている項目を基に経営上の社会課題を網羅的に洗い出す

STEP2 重要社会課題の選定

経営層へのインタビューや、関連部署の担当者間でのディスカッションを通じて、それぞれの社会課題の重要性を評価したうえで、特に重要な課題を選定する

マテリアリティマップ

各社会課題を「自社が環境・社会に与える影響の大きさ」と「自社に与える財務的な影響の大きさ」の2軸から評価し、重要課題を特定

STEP3 妥当性の評価

社外の有識者からのヒアリングや、経営層間での討議を通じて、選定された重要課題の妥当性について検証し、必要に応じて修正する

STEP4 マテリアリティの確定・開示

最終的なマテリアリティを確定させ、各種の媒体を通じて、社内外のステークホルダーに向けて分かりやすく開示する