COSMO

サステナビリティ経営への取り組み

連結中期サステナビリティ計画(2018-2022年度) 

当社グループは、コスモエネルギーグループ理念に掲げる「持続的発展」を実現するため、第6次連結中期経営計画と連動する形で、連結中期サステナビリティ計画(以下、サステナビリティ中計)を策定し、実行いたしました。

 

サステナビリティ中計においては、グループ経営基盤の強化に向けサステナブル経営を推進し、SDGs実現に貢献すべく活動を行っています。その一環として、マテリアリティのリスクと機会を特定し、マテリアリティのめざす姿の実現に向けたさまざまな取り組みを実施いたしました。

2022年度 マテリアリティに関するKPIの目標と実績

マテリアリティ KPI 評価 総評/今後の取り組み
目標 実績
気候変動対策
  • 中計着地排出量
    6,275千tCO2
  • CO2排出量
    6,888千tCO2
C
  • 中計の削減目標の達成率48%の要因
    →製油所の稼働維持による排出量増加
    →省エネおよび再エネ拡大の計画未達
  • 2013年度比
    1,200千tCO2削減
  • 2013年度比
    574千tCO2削減(達成率48%)
製品仕様とクリーンな燃料ブレンド
  • SAFの2030年供給目標設定
  • ETBE供給量:24万kl
  • 2030年目標30万kl/年を設定
  • ETBE供給27.7万kl
A
  • SAF供給開始:25年度目標に進捗中
  • ETBE供給量は、目標を達成
クリーン技術の機会
  • 風力発電量:619百万kWh(計画)
  • 553百万kWh(達成率89%)
B
  • 達成率89%
    →新設2ヶ所が22年度から23年度4月に延期
収益基盤事業の構造改革
  • New事業への投資計画策定
  • 第7次中計(3年間累計)New事業の投資額1,400億円を設定
A
  • New事業投資比率を33%に設定(第6次中計13%)
安全操業・安定供給 重大労災:0件 1件 C
  • 重大労災は:死亡労災1件
  • 労災件数は146件(対前年129%、前年度113件)
    →基本行動・基本ルールの不遵守に対して、再発防止対策・水平展開を実施中
重大事故:0件 0件 A
  • 事故件数は539件(対前年160%、前年度337件)
重大製品(品質)事故:
0件
0件 A
  • 重大製品(品質)事故は0件
    (一部製品の不適正な検査は重大コンプライアンス違反としてカウント)
リスクマネジメント 各社重点取組リスク
 298件(期初 313件)
  • 各社での取り組みによって、対策度が低いリスクは期初61件から9月末時点47件、3月末時点38件に改善
CEG重点取組リスク
6課題
  • 各部門で予定どおり対応を継続中
コンプライアンス 重大コンプライアンス違反: 0件 1件 C
  • 重大コンプライアンス違反:一部製品の不適正な検査
    →再発防止対策、水平展開を実施
労働安全衛生 健康診断受診率: 100% 100% A
  • 健康診断受診率100%継続中
  • 健康経営優良法人認定取得(大規模法人部門)
総労働時間:
所定労働時間以下 
1,939時間
(前年対比+3時間)
C
  • 労働時間適正化を推進し、前年レベルを維持
有休取得率: 100%  93%(前年対比 +2%) C
  • 取得推進により有休取得率が向上(20年度81%→21年度91%→22年度93%)
ダイバーシティと機会均等 新卒学卒女性採用比率
50%
60%
(2023年4月入社者)
A
  • 採用比率60%(前年50%)、管理職比率6.7%(前年5.9%)は前年より向上
  • その他、LGBTQ+等の取り組み指標「PRIDE指標2022」でブロンズ認定を取得
女性管理職比率
 6%(2023.4.1時点) 
6.7%
(2023.4.1時点)
A
倫理と誠実性 サステナブル調達
  • グループ内での展開拡大に向けトライアルを実施
  • ガイドラインおよびSAQを見直し中
3つの約束診断
「AA」獲得比率: 50.0%
51.3% A
  • 獲得比率51.3%(前年+2.2%)
    →販売担当を対象とした研修を実施。
カスタマー診断評価
クオリティ評価 3.5
パフォーマンス評価 3.5
クオリティ評価 3.57
パフォーマンス評価 3.77
A
  • 診断評価ポイントの改善を実現
    →オペレータの個人評価と品質改善担当を設置し、パフォーマンスのフィードバックを実施
サービスクレーム発生率:0.10件(/10万人) 0.05件
  • 発生率0.05件/10万人(前年0.07)
    →研修DVDによる啓発や指導教育により実現

評価(対中計目標) A:計画通り進捗 B:一部進捗に遅れ C:未達 -:評価対象外

第7次連結中期経営計画におけるサステナビリティ戦略

第7次連結中期経営計画においても、マテリアリティをごとにKPI目標を設定し、持続的な企業価値向上と社会課題解決の両立を実現すべく、サステナブル経営を推進しています。

持続可能な価値創造

マテリアリティ あるべき姿 KPI
気候変動対策
  • GHG排出量が適切に管理されている状態
  • 2050年カーボンネットゼロ達成に向けて進捗している状態
  • 2030年度排出量30%削減(2013年度比)
  • CO2排出削減量(Scope1、2)
  • CO2オフセット量
クリーンなエネルギー・製品・サービスの提供
  • 顧客のニーズに合致したクリーンな燃料を開発し、提供できている状態
  • 国内再生可能エネルギー発電のリーディングカンパニーとなっている状態
  • バリューチェーン全体でクリーンな製品を開発し、提供できている状態
  • 低炭素・脱炭素化に対応した技術・サービスを開発し、提供できている状態
  • クリーン燃料の供給量・供給割合
  • 風力発電設備容量
  • その他再生可能エネルギー発電設備容量
  • グリーン電力サプライチェーンの構築
  • 次世代原料の供給量
  • 化石燃料以外の売上
  • 新規事業の研究開発費・投資額
収益事業の構造改革
  • 既存事業で上げた収益を新たな事業に投資することで、脱炭素社会において事業収益を上げている状態
  • クリーン技術を中心とした新規事業により企業価値の向上が図られている状態
  • 新規事業(New)への投資額

事業継続の基盤

マテリアリティ あるべき姿 KPI
人材の活躍推進・健康増進・働きがいの向上
  • 年齢・性別・国籍・職種・所属・職歴にかかわらず、あらゆる従業員が能力を最大限に発揮できる状態
  • 多様な意見を取り入れた活発な議論がなされ、意思決定がなされている状態
  • 過重労働やハラスメントが防止できており、従業員が安心して健康に働ける状態
  • 従業員が自らの心身の健康管理に進んで取り組み、健康管理・増進に努めている状態
  • 従業員が事業戦略の実現に向け、自律的に強み、専門性を向上させ、活かしている状態
  • 従業員が活力高く挑戦し、働きがい・やりがいを持って持続的に成長している状態
  • 女性管理職比率
  • 新卒学卒女性採用比率
  • ストレスチェックの受検率(ココロの健康)
  • 特定保健指導実施率(カラダの健康)
  • 従業員の育成・研修に対する投資額
  • 従業員意識調査「仕事のやりがい・誇り」のスコア
コンプライアンスと理念・価値観の共有と実践
  • 法令・社規規範が遵守できている状態
  • 役員・従業員等がグループ理念、方針、社内規程を認識・遵守できている状態
  • 企業行動指針・方針が浸透していて、個々が適切な判断ができる状態
  • コンプライアンス違反件数
  • 従業員意識調査「コンプライアンス教育」「通報窓口の認知度」「企業行動指針の理解」のスコア
グループリスクマネジメントの強化
  • オペレーショナルリスクに加え、自社にとっての戦略リスク(機会も含む)が識別できており、適切なリスクヘッジ、リスクテイクができている状態
  • グループ全体の重大リスクが把握・管理できている状態
  • CEG重点取組リスクのモニタリング
  • 各社重点取組リスクのモニタリング
デジタル変革(DX)
  • ビジネス変革を実現すべく、デジタル技術を活用して仕事の進め方を変え、変革に挑戦し続ける企業文化が醸成されている状態
  • 顧客や従業員に対して、データ利活用を軸とし、社内外の課題を解決するためのソリューションを提供することで、社内外のCX(顧客体験価値)向上が図られている状態
  • データ活用コア人材の育成
安全操業・安定供給
  • 従業員の傷害が防止できている状態
  • プラント事故および製品(品質)事故が防止できている状態
  • 操業地域や周辺住民の安全を脅かさない操業ができている状態
  • 災害時や非常時なども含めて、エネルギーが安定的に供給できている状態
  • 労災件数
  • 事故件数
  • 環境影響のある事故件数
  • 供給不可日数